裁断屋さん

  • 2019.12.26 Thursday
  • 22:12

靴は、各パーツの組み合わせで出来ています。

1つ1つ形の正しいパーツ作りをするために、刃型という物があります。

複雑なデザインになればなるほど、パーツが多くなり、刃型も多くなるということになります。

そしてそれは、表のパーツ、裏のパーツがあり、サイズ分ありますから、刃型の数は多くなるのです。

その刃型の下に革や生地を置き、重い圧力をかける裁断機で裁断していきます。

今までは、前の工房の社長さんか、自分が裁断していました。

裁断機は、非常に重く大きすぎる機材のため、(あと高価でもあります)

裁断屋さんにお願いをすることにしました。

革屋さん(いつも優しくしてくれます)が、紹介下さって

50年、裁断業を営んでいる方をご紹介下さいました。「とてもいい人だから、あんたと気が合うよ。」と。

ご挨拶をさせて頂くだけのつもりが、18歳のころから裁断を営んできた、大ベテランの靴好きの方で、

ついつい靴の話と、アドバイスを頂きました。

「今までは、10年ごとに靴の景気の良い時期と悪い時期があって波のように繰り返していたんだけど、

今は最悪だね、底なしに下っていくだけだね、、そんな時代だから、大きな会社、小さな会社に関係なくチャンスがあるよ!頑張んなよ!」

「みんな売れると数を作ろうとして、量産体制を作ったり、原価を安くしようとして中国で作ろうとするんだよ、そうすると

みんなおかしくなっていくから、目の届く範囲の商売をしないとダメだからね。」

「ここ数年、たくさんの大きな会社がつぶれた。みんあ最初は4畳半メーカーといって、小さな工房でコツコツ作っていたのにな。

あの頃は活気があったよ。」と。

自分達がやろうとしているのは、その4畳半メーカーなんだなと思いました。

なんだか、自分達の方向性が、間違えていないよと言って下さっているように思えました。

持病があるから、とめられてるんだけどもと言いながら、煙草を吸い、これだけはやめられないんだ という

笑顔の目がとても澄んでいて、50年間、真意に裁断の仕事をされてきたことを感じました。

made in japan の靴作り。

いろんな生き方も知ります。

なかなか面白いのです。

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